生きる希望

ももちゃんをお迎えしたのは、8月の終わり。
旭川は、もう秋を迎えようとしていたときでした。


ペットショップで、コザクラインコのケージを覗くと
パタパタと元気よく近寄ってきたのがももでした。
一目ぼれとはこのことかというような出会いでした。


ところが、お迎えして3日ほど経った日の夕方。
ももが突然動かなくなってしまったのです。
夫は仕事中。焦った私は動物病院を必死で探してなんとか連れて行きました。


ももを診てくださった先生は
「この子には覇気のようなものが感じられないですね」とおっしゃいました。
酸素室で力なくパタパタと羽を震わせる様子はまさにそんな様子。


さらに、夫が病院に着くと
「ここは、夜中もばたばたしていて落ち着きませんから、お家で診てあげてください」
とのこと。こ、これはまさか・・・。


で、結局家まで連れて帰り言われたとおりにした処置がこれ。

酸素ボンベの重かったこと。
そして、3時間ごとに起きて「鳥版ユンケル」(先生命名)を飲ませました。


その結果は、皆さんも見ての通りです。
三日後にはいきなりの初飛行。しかも脱走でした・・・。


もうっ!心配かけないでよね!


人間も、鳥も「生きる希望」は必要なんですね。
いまのももの「希望」は豆苗の豆をほじくることです。


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